絵画展『藤間家(とうまけ)住宅』ジャック！【GORO✖️GORO瞳孔ヒラキッパーズ】

GOROのアート小噺

🐥新作の話🐥

12/14から10日間、奈良の藤間家住宅で新作が展示されるぽよ🎉㊗️

普段自作のことをあまり語らないGOROであるが、新作をより楽しんでもらう為に少しテーマなどを語ってみたい・・・

ちょっと長いぽよ٩( ‘ω’ )و ーーーーーーーーーー

今回藤間家さんより与えられたテーマは「癒し」。

薬師寺にゆかりがあり、人々に癒しを与えてきた藤間家にちなんだ作品にする必要があった。

しかし、レイジーなGOROはなかなかクールなアイディアが思いつかない。「描けないぽよ〜(；ω；)」と思いながらひっくり返したパネルを数日眺めていると、ふとある衝撃の事実に気が付く。

「美術はGOROにとって全く癒しじゃない!」 GOROは美術の世界でなかなか嫌な思いをしてきた。人生を破壊されたと言っても良い。美術と向き合うことは、GOROにとって悲しいことや悔しい事、いろいろ思い出しちゃう事なのだ。

そして、気づいたら美術の裏側の世界（NFTの世界）に逃げていた。NFTの世界では、今まで美術と接点がなかった人たちも「ワンチャン世界を目指すぽよ」と作品を作ったりしている訳だが、GOROはその雰囲気が大変好きだ。GOROも若かりし頃は美術の事なんか何もしらなくて、ワンチャンやってやるぽよ。という気概だけで生きていたのだし、その頃が一番楽しかったのだ。

ふつうの人々がふつうに作品をつくり、普通に人に見せたり売ったりするってすごく大切な事なんじゃないかという気がする。

そのうちGORO塾で絵を教えたり、GORODAOの人々が作品を作ったりするのを見るうちにWEBの世界はGOROの癒しになっていた。

閑話休題・・・

従って、今回の作品は本来絵を描くパネルの表面（美術の世界）は封印し、裏面（WEBの世界）を癒しの世界として表現した。

クリプト界隈だとイラついてる人に「パソコンの電源切って庭の芝生でも触ってろYO」と言う風習があるが、GOROにとって電源オフのチルな世界はWEBの世界。黄金に輝く芝生（やクッシュ）をあしらった。

仏壇とかだと仏様が黄金の蓮華に乗っかってたりするが、クリプト民は芝生だ。

画面の上の方には手形が二つあるが、これは人類最初の絵画（洞窟に吹き付けられた無数の手の模様）、プラトンの洞窟の比喩（真実の世界が別のどこかにあるという考え）、マトリックスのモーフィアスの両手（あちらの世界とこちらの世界、どちらを選ぶか？という問い）、サリンジャーのライ麦畑で捕まえて（捕まえ手）など複数のメタファーとなっている。

あと、細かい部分では9個のマス、黄金のルアー、兵隊さんのフィギュア、銀色の鏡などはサリンジャーのナインストーリーズ、バナナフィッシュにうってつけの日、9ピクセルのドット絵、GORODAOのお魚さんなどをイメージした。

バナフィッシュ〜は兵役で疲弊した主人公シーモアが唐突に自殺する話だが、作中のもっと鏡を見て（See more glass）というセリフはGORO桃源郷では、もっと芝生を見て（See more grass)となり、シーモアは穏やかに暮らしているという訳ですな。

真ん中に描かれたウチダ君は、もちろんモーフィアスを意識している。ウチダモーフィアスは赤い盃と青い盃、どちらかを選ぶよう我々に問いかける。どちらを選んでもチルできる。

ちなみにこの作品は、単体で完結するものというよりは、GOROがWEB3の人々と繋がるためのゲートであると同時に、パフォーマンスアートだ。

このポストを見ているゴロリアンは、藤間家にあるこの作品を一種のセーブポイント、聖域、癒しの場として活用してほしい。

画面にはマグネットで様々なものがくっつくようになっており、ここを訪れた人は画面についているものを持ち帰ったり、あるいは次に訪れる者達に何かを残すこともできる。GOROも時々ここを訪れて何かを残して行ったりする。

下の方の銀色のやつも外せるようになっており、ここにみんなが落書きをしたり、電話番号やメッセージをを残していく事を期待して設置してある。

あるいは、もっとこんなものがあったらいいのに。というものを追加して作品作りに参加してもいいかもしれない。

来るたびに作品の見た目が変わり、時には重要な何かをゲットできる。そうする事で「GOROをはじめとするWEB3の出会った事がない人達と繋がっている」と感じGOROがWEB上で体験したような癒しを得て欲しいという狙いだ。

長くなったが、最後まで読んでくれた君だけにこの言葉を贈りたい。 【CHILL】

🪷

GORO